お母さん、お子さまの様子でこんなお困りありませんか？
☑「友達」って何かが分からない
☑あいまいな表現、暗黙のルールが分かりにくい
こんにちは
岡山県倉敷市在住
子育て支援を通して
出逢った人が自分の人生を自信を持って
笑顔で歩んでいけるようサポートを行う
かりながゆうこです。
知的障害を伴わない
高機能自閉症のお子さまは
あいまいなこと、暗黙のルールなど
普通の子が周りに合わせて何となく分かっている
概念理解が抜けていることがあります。
知的には人並み以上であるがゆえに
周囲の人からは意外に思われて
「え？なんで分からないの？」と
驚かれることもあります。
今日は「概念理解」についてのお話です。
気になる方だけ続きをみて下さいね。
概念理解と自閉症
「概念」って難しい言葉ですよね。
簡単にいうと
「○○といえば△△」
というように、
○○はどういう事なのか、
どういう物なのか、という
△△にあたる内容の部分の事。
子どもの頃に
こんな言葉遊びしたこと無いですか？
リンゴは赤い
リンゴは丸い
リンゴはあまい
信号の色は、赤・青・緑
というように、1つの事について
色んな側面から想像したことを答えるゲーム。
このゲームが
自閉症の子がちょっと苦手です。
一つの面から捉えることは出来ても
色んなことを予想するというのが
苦手なんですね。
この概念も
年齢が大きくなると
基礎➡応用へと変わり
友だちとは△△
結婚とは△△ など
内容が具体的なことから
抽象的なことへと
変わっていきます。
自閉症のお子さまは
☑抽象的なことが苦手
☑興味の有無によっての
物事への関心度も凸凹
☑色んな側面から考える事が苦手
なので、
興味がない物であれば
この概念の部分についても
触れる機会が
極端に少なくなるんですね。
お友達との会話も
10才前後を境目に
複雑な内容となっていきます。
お友達同士や大人との会話の時に
「あなたにとって友達ってどんなもの？」って
とっさに聞かれると
「？？？は？なんのこと？」
ってなるんですね。
10才前後から初めて療育を受けられるお子さまの場合には
お友達との関係が上手くいかない、
などの相談から繋がることも多く
状況を見させて頂くと
この「概念理解の成長」も
お友達との会話が上手くいかないなどの
ケースもあるな～と思っています。
10才を過ぎてからの療育って遅いの？
10才を過ぎてからの療育って遅いんじゃない？
そんな風に思われる方も多いかもしれないです。
幼児期から継続している子に比べると
学びの内容も1からになるので
一緒の効果を得るという訳にはいきません。
ココ↑を求めて来られる方は
正直、長続きしないです。
あ、やっぱり駄目だった。
やっぱり遅かったんだ。
と言われて、
途中で辞めていかれます。
でも、そうではなくて
今目の前にいる我が子にとって
☑何が必要なのか、
☑今からできる事は何があるのか
を考えて、
今できる事をまずは始めて
コツコツ続けていく事が大切です。
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