✅漢字の学習での躓きが気になる
✅漢字の「読み」と「書き」は何が違うの?
お母さん、こんなお困りありませんか?
こんにちは。
岡山県倉敷市在住、
10才からの自立支援の専門家
かりん先生です。
今日は悩めるお母さんから
漢字学習についての相談を頂きました。
漢字の「読み」ができるのに
「書き」が苦手なのはなぜ?
この事について考えてみようと思います。
人が行動するまでの3つの働き
まずは一緒に考えてみましょう。
Q)あなたは、
あついヤカンを触ってしまった時
どんな行動をしますか?
A)やけどすると危ないので、
すぐに手を引っ込める
多くの方がこのような行動をとるのではないでしょうか?
では、なぜあなたは
そのように行動することが出来るのでしょうか?
それは、こんな過程を辿るからです。
①手がヤカンにあたる
②お、熱い、やけどすると危ない!!
③手を引っ込める
すこーし専門的な言葉で表すと
①受容(受け取る)
〇目で見る 〇耳で聞く 〇手で触る 等の
「感覚」という体の器官を使って、
身体の外の情報・刺激を取り入れます。
↓
②頭(脳)の中で情報を分析
※上記のような
急を要する場合は脳の手前(脊髄)で分析します。
↓
③表出(表現する)
受けた情報・刺激に対する反応を表現する
人は何かを行う時には
このように3つの動きを経る事で
行動を起こすことが出来ます。
漢字の学習についても
同じような
身体のはたらきが必要なんです。
漢字学習つまずきチェックリスト
漢字の「書き」に必要な力は
①漢字を見る力
②見た漢字を覚える力
③漢字を書く力
漢字の「読み」に必要な力は
①漢字を見る力
漢字の読みがなを見る力
漢字の読みを聞く力
②見た漢字を「読み」に変換する力
「読み」を記憶する力
③変換した「読み」を書く力
変換した「読み」を話す力
大まかに分けると
それぞれこんな力が必要なんですね。
今日相談を頂いたお母さんのお子さまは
「読み」はできるけど「書き」が難しいという悩み。
漢字の「読み」は出来ているとのことなので
「読み」に必要な力は一応備わっています。
問題は「書き」ですね。
ストーリー中庄では
このような躓きのあるお子さまには
複雑な図形を書いてもらいます。
チェックポイントは以下の通り
a:図形を見本の通り写すことが出来るか
b:図形を覚えて書くことが出来るか
c:書くスピードはどうか
もし、このお子さまが
a:図形を見本の通り写すこと OK
b:図形を覚えて書くこと ミスあり
c:書くスピード OK
であれば、
「見た漢字を覚えることが苦手」
a:図形を見本の通り写すこと ミスあり
b:図形を覚えて書くこと ミスあり
c:書くスピード OK
であれば
「漢字を見て捉えることが苦手」
c:書くスピードの項目で気になる事があれば
「手先の細かい動きが苦手」
ということが言えます。
こんな風に苦手な事を知ることで
お子さまに合った学習を行うことが出来ます。
うちの子漢字が苦手なんです・・・
というお母さんは一度このチェックリストを
試してみてはいかがでしょうか?
◎昨日の良かったこと・嬉しかったこと◎
・今日のやることリストを
コツコツ達成することが出来た。
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