お母さん、お子さまのこんなお困りありませんか？
✅貯金はしているけど、自分のお金を使いたがらない。
✅部屋が散らかっていて、すぐに物を失くす。
✅真面目なタイプなんだけど、テストでいい点数が取れない。
こんにちは。岡山県倉敷市在住
10才からの自立支援と
発育の気になる子を持つお母さんの
メンタルケアの専門家 かりん先生です。
今日は、大人になる上で必要な3つの管理スキル
お金、もの、時間
について一緒に考えていきます。
この記事を読むことで、今日から始められる
子どもの管理スキルを伸ばす子育てのコツを
学ぶことができます。
①お金を使う経験も大切
まず1つ目は、お金について。
あなたに質問です。
Q：「お金って何？」と聞かれた時、あなたなら何と答えますか？
日本人は、人前でお金の話をすることをタブー視する傾向にあります。
そのため、日頃からこのような質問に
答えたり、考えたり機会は少ないのではないでしょうか。
そして、お金より友情が大切。お金よりやりがいが大切。等
お金について謙遜する方もおられるかと思います。
私たちの手元にあるお金は
自分や家族が汗水たらして稼いだ証。
実は、お金は命と同じです。
私たちは、お金がある事で生活を送ることができます。
お金がある事で人を助けることもできます。
まずは、「お金を大事に扱う」ことが何よりも大切です。
次に、発育の気になる子ども達のお金のこだわりについて
✅お金を浪費する子⇒お金を貯める経験がない。
✅お金を貯めることに生きがい⇒自分のお金を使う経験がない。
発育の気になる子ども達は一般の子に比べると
１０又は０の両極端になりがちです。
どちらも大人になった時に管理の上で困る事があります。
２つの内、意外に見落とされがちなのが
後者の「お金を貯める」ことにこだわりを持つ子。
自分のお金を貯めることにこだわるあまり
自分のお金を使うことに抵抗を示します。
お金は貯めることも大切だけど
お金を使うことも大切です。
「1万円貯まったらゲームのソフトを買う！」
というように、
何のためにお金を貯金するのか？
そして、貯めたお金で欲しい物を買う
子どもの時から経験をさせていくことを強くおススメします。
～おさらい～
①お金は大事に扱う。
②お金は貯めることも大切だけど使うことも大切。
②シンプルな生き方
つぎに、ものの管理について
発育の気になる子の中には、片付けが苦手、掃除が苦手
お部屋が物で溢れている・・・そんな子も多いかと思います。
普段必要な文房具の数はいくつか？
その文房具はお気に入りのもの？
そんな感じで手持ちの物をお子さまと一緒に全部出してみて
仕分けをしてみましょう。
残す基準は、長持ちで、お子さまの気持ちをワクワクさせる物。
シンプルですよね。
物の断捨離をしっかりした上で
お部屋の片づけをしていくと、管理するものも少ないので
お子さまでも管理がしやすいかな、と思います。
お部屋の整理については↓↓こちらの記事にも掲載をしているので
気になる方はどうぞ。
～おさらい～
①まずは持っている物の断捨離をする
②物を減らした上でのお部屋整理が大切
満足のいく結果を得るための力
最後に時間の管理について。
発育の気になる子の中には
スケジュール・計画を立てて実行することが苦手
という子も多いのではないでしょうか？
専門用語では「遂行機能」又は「実行機能」といいます。
具体的な働き・機能は以下のようなものです。
①目標を設定する
②計画を立てる
③目標に向かって計画を実際に行う
④効果的に行動をする
分かりやすく言うと、
例えば、「テストで１００点取りたい！」と思った時に
多くの人は「勉強する」という事が大切だという事はお分かりだと思います。
しかし、ただ勉強するだけでは１００点が取れるとは限りませんよね。
勉強の内容としてどんなことに工夫をしたら
１００点を取ることが出来るのか、を考え計画をする。
そしてその計画を実行することが大切ですよね。
まとめると、
解決したい課題・問題に対して満足のいくような結果を得るための力。
ということです。
この機能は小学校高学年～中学生にかけて大きく成長していきます。
そして、主に脳みその前の部分（専門用語でいうと前頭葉という場所）が
中心的な役割を担っています。
この遂行機能や実行機能が上手く働かないと無計画な動きが目立ってきます。
✅物事の優先順位がつけられない
✅効率よく仕事をこなすことが難しい
✅指示がないと動けない
✅行き当たりばったりな行動をとってしまう
できれば、この実行機能を上手に使えるようになりたいですよね。
この実行機能を上手に使えるようになるためには
✅抑制機能
✅アップデーティング/ワーキングメモリ
✅柔軟な切替え
大きくはこの３つの力・スキルが大切になります。
１つずつ一緒に見ていきましょう。
お子さまが苦手だな・・と思うことがあるかも
一緒に見ていってくださいね。
①抑制機能
テスト勉強をしないといけないけど、友達と遊びたい！
このような目標達成に必要ではない
欲求・希望を一時的に抑える力がまずは必要です。
②アップデーティング/ワーキングメモリ
難しい言葉が出てきているので、１つずつ紹介します。
まずは、ワーキングメモリーについて。
ワーキングメモリーとは日本語では「働いている記憶」と訳します。
たとえば、
「かばん」の中の「ん」をとると何という言葉になりますか？
という質問をされた時、
頭の中で「かばん」を一時的に頭に覚えておきながら
「ん」を抜き取り、「かば」という言葉へ変換をしますよね。
このように、何か頭で考えている時に、
考える前の情報や考えた後の情報を
頭の中に覚えておきつつ、別の作業を行うことを
ワーキングメモリーと言います。
次にアップデーティングとは
「失敗は成功の素」というように、何かいけない事があったから失敗した。
その失敗の原因となるものを改善して、
目標達成に必要な頭の中の情報を適宜更新していく力のことです。
このようにワーキングメモリーとアップデーテングの力が上手く
コントロールできるようになることが２つ目のスキルです。
③柔軟な切替え
今日の夜ごはんは唐揚げにしようと思ったけど、スーパーで鶏肉が売り切れだったなど
目標を達成するための課題には、時々想定外のトラブルに見舞われることがあります。
そのような時には、その日スーパーで買える材料で作れる品に変更をするなど
その場の状況に合わせて、柔軟な切替えが出来る力が３つ目のスキルです。
この３つの内、お子さまはどの力が苦手なのか？を知り、
その力を伸ばす。若しくは、その力を周りがサポートする。
そうすることで、実行機能・遂行機能を上手に使えるようにしていきましょう。
人の使える時間は、１日２４時間と限りがあります。
その中で、いかに満足のいく結果得ることができるか考えていきましょう。
まとめ
今日は、大人になる上で必要な3つの管理スキル
「お金」・「もの」・「時間」についての学んで来ました。
３つのスキルの要点は以下の通り。
①「お金」：お金を貯めるだけではなく、使う経験も大切。
②「もの」：身のまわりをシンプルにしていく。
③「時間」：時間は有限。解決したい課題・問題に対して
満足のいくような結果を得るための実行機能の力をつける。
このブログを読んだ後からでも
すぐに取り組める内容ではないか？と思います。
思い立ったら、吉日。
今から将来に向けてコツコツ取り組んでいきましょう。
実行機能については、
ストーリー中庄子ども発育相談室でもトレーニングしてます。
気になる方は↓↓続きを読み進めてみて下さいね。
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